7月8・9日に福岡で開催された、パナソニック(株)の新商品内覧会に行ってきました。
前半の研修会では、主に「最新のLED照明について」と「スマートHEMS情報機器」についての商品説明が行われました。スマートグリッド構想やZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)という時代のニーズを背景とした、省エネに関する商品開発に力を入れているという印象を受けました。
後半はマリンメッセ福岡に移動し、N-BOX(新商品)展示の見学を行いました。発売前の商品が含まれるためか、残念ながら、会場内は写真撮影がNGでした。
全体的にLED関連の照明ランプや器具の展示が多かったのですが、これまでのLED商品よりも更に消費電力が少なく、LED特有の眩しさを和らげるための工夫が見られ、これまでのLEDの弱点をカバーしようとする商品が多数展示されていました。
展示品の中で、個人的に興味をそそられた商品が2つありました。
RGB投光器
一つめはRGB投光器です。これはフルカラーとハイパワーを実現したLEDカラー投光器で、RGBそれぞれのモジュール輝度を制御することで、様々な色をシームレスに表現できる投光器です。
こればっかりは言葉では表現できないのですが、デモ品を見てみると、これだけの綺麗な色を無段調で調色発光出来るという事に驚きました。橋梁や規模の大きな建築物のライトアップに適していると思います。
Space Player
二つめはSpace Playerです。これは少し前から流行っているプロジェクションマッピング(プロジェクションライティング)を表現する投影装置です。
コンパクトな投影装置から画像や映像を壁面や床(地面)・テーブル上等に投影でき、従来のプロジェクターよりも鮮明な画像や映像を映写することが出来ます。前半の研修会でも紹介されたのですが、実際のモノを見てみると、感動するほどのクォリティーでした。店舗のアイキャッチとして特に効果があり、この装置が気になって入店するお客様もいらっしゃる程だそうです。飲食店ではメニューを表示したり、美術館などでは展示物の解説を表示したりするのも面白そうです。
画像・映像コンテンツについては、SDカードやWi-fi(この場合映像は再生出来ない)・HDMIで転送出来るそうですが、パナソニックが得意なPLCを使った転送もあればいいなと思いました。
このような新商品については、小冊子などでの案内が届くのですが、実際に目にしないと、商品のすばらしさを把握するのは難しいなと感じました。
また、節電が必要なこの時代でも、このような機器を活用することで、夜の街も暗くすること無く節電を凌げられるのではないかと思います。